お茶の知識

煎茶の美味しく正しい入れ方を解説!使う道具・抑えるポイント・手順など紹介

投稿日:2019年3月15日 更新日:

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煎茶の正しい入れ方をご存知でしょうか?

日本茶全般に言えることですが、 正しい入れ方を知らずに「なんとなく」で淹れてしまうと本来の味が引き出せません。

お湯を入れて注ぐだけじゃダメなの?
タマ
茶太郎
ダメ!笑

これは茶葉が持つ性質によるもので、お湯の温度ひとつ違うだけで本来味わえるはずのおいしさを堪能できなくなります。

煎茶のあるべき姿は、甘味・うま味・渋み・苦みのバランスがとれた爽やかなお茶です。

せっかく茶葉を手に入れたのであれば、正しい入れ方をマスターして、バランスの取れたおいしい煎茶を存分に味わい尽くしましょう!

茶太郎
この記事では、煎茶を正しく入れるための手順や道具などを紹介します。
煎茶の入れ方ダイジェスト
タマ

①茶葉を入れる

煎茶の入れ方①

一人分:2g(ティースプーン1杯)

②沸騰したお湯を湯冷ましへ入れる

煎茶の入れ方②

90℃程度まで温度を下げる

③湯冷まししたお湯を茶碗に移した後、急須へ入れる

煎茶の入れ方③

浸出時間は約一分

④急須から茶碗にお茶を入れる
(複数の時は廻し注ぎをする)

煎茶の入れ方④

最後の一滴まで入れると美味しくなる

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使う道具

必ず用意するもの

急須

急須

急須とは、茶葉を入れてお湯を注ぐ茶器のことです。

お茶の種類によって茶碗に注がれる量が違うため、急須もそれに合わせた容量のものを準備します。

煎茶は一杯の量がそれほど多くありません。

ココにポイント

急須は200ml~300mlのものを準備しましょう

茶碗

茶碗

茶碗は、急須で作ったお茶を入れる茶器のことです。

急須の際に説明した通り、煎茶は一杯の量が多くないのでそれに合わせた茶碗を準備しましょう。

ココがポイント

茶碗は100mlのものを準備しましょう

茶太郎
茶碗はお湯の量を測定する目安としても使用します(後述)

ティースプーン

ティースプーン

ティースプーンは茶葉を取り出す際に使用します。

取り出すだけであればティースプーンでなくても良いと思われがちです。

ですが、茶葉の量を測定する目安としても使用するため、なるべくティースプーンを準備しましょう。

あると便利なもの

湯冷まし

湯冷まし

湯冷ましとは、お湯の温度を調節するための茶器です。

お茶の種類によって、おいしく入れるための温度が変わってきます。

そのため、入れるお茶ごとに温度を調節する必要があります。

湯冷ましは、その中にお湯を注ぐことで温度を下げることができます。

常温の茶器の中に熱いお湯を入れると、温度差でお湯の温度が下がるってことだね!
タマ
茶太郎
大きな茶碗などでも代用できます。ただ、冷ましたお湯を注ぐ際には湯冷ましの形が非常に便利です。

茶筒

茶筒

茶筒とは、茶葉を保存して置くための容器です。

気密性、遮光性、耐湿性などに優れたものを選ぶことにより、茶葉の保存状態をよりよく保つことができます。

茶太郎
お茶の保存方法については、下の記事も参照してください。
おちゃらいふ
お茶の正しい保存方法!保存容器や期間・古い茶葉の再利用の仕方もご紹介
お茶の正しい保存方法は?保存容器や期間・古い茶葉の再利用の仕方も紹介!

お茶の保存方法を気にしていますか? 袋を開けて、そのまま食卓に放置・・は危険です。 乾燥品だから放置・・は危険!(;´・ω・) 茶葉は乾燥品のため、保存に関してはあまり気にしていない方も多いとのこと。 ...

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抑えておきたいポイント

抑えておきたいポイント

煎茶を入れる際に、必ず押さえておきたいポイントを4点説明します。

  • 茶葉の量
  • お湯の温度
  • お湯の量
  • お湯の浸出時間
玉露や玄米茶など、日本茶全般に共通して大切なポイントらしいです!
タマ
茶太郎
それぞれについて、煎茶の場合の設定を見ていきましょう

茶葉の量

急須に入れる茶葉の量の設定について説明します。

茶葉は多すぎると味が濃くなり、少なすぎると味が薄くなります。

茶葉の量は、お茶の種類によってそれぞれ目安があります。

ココがポイント

茶葉の量の目安:2g(1人あたり)

正確に測定するためには計測器を使用するのが望ましいです。

ですが、一般的な家庭にグラムオーダーの計測器が置いてあることはまれだと思います。

そこで、ティースプーンを使って茶葉の量を合わせます。

ティースプーンにまんべんなく煎茶の茶葉をのせた場合、約2g程度になります。

ですので、一人当たりティースプーン一杯の茶葉を目安として下さい。

お湯の温度

茶葉に注ぐお湯の温度の設定について説明します。

お湯の温度によって、茶葉から抽出できるテアニンやカテキンなどの成分の量が大きく変わります。

ココがポイント

お湯の温度の目安:80℃

お湯の温度を調整する際には測定器を使用しますが、これも一般的な家庭にはほぼないと思います。

ですので、煎茶を淹れる手順の中でお湯の温度を調整します。

基本的には湯冷ましや、茶碗を使用することで段階的に温度を冷ましていきます。

方法としては、お湯を常温の茶器に注ぐと、お湯の温度が約10℃減少することを利用します。

例えば、沸騰したてのお湯は約100℃なので、湯冷ましに移し替えることで、90℃に下げることができます。

なるほど、こうやってお湯の温度を調整していくんだね!
タマ

お湯の量

急須に入れるお湯の量の設定について説明します。

お湯の量も、茶葉の量と同様に味を引き出す重要な役割があります。

煎茶の茶葉2gに対して適切な量に合わせます。

ココがポイント

お湯の量の目安:80ml(1人当たり)

浸出時間

急須にお湯を注いだ後、茶碗に注ぐまでの時間を説明します。

浸出時間は「お茶が開くまでの時間」とも言われており、お湯の温度と同様に、抽出される成分の量が大きく変化します。

設定時間は、以下のようになります。

ココがポイント

浸出時間の目安:1分

30秒との情報もありますが、最近は1分がベストという情報が多いようです。。

茶太郎
携帯のタイマー機能などが便利です

煎茶の条件設定まとめ

説明してきた条件を表でまとめました。

また、煎茶には「普通煎茶」と「上級煎茶」があり、上級煎茶の場合は先ほどの説明とは変わる条件もあるので注意してください。

種類 判断の目安 茶葉の量 お湯の温度 お湯の量 浸出時間
普通 100g 1000円以下 2g 80℃ 80ml/人 1分
上級 100g 1000円以上 2g 70℃ 80ml/人 1分半~2分
茶太郎
条件を設定する準備ができたら、次の正しい入れ方に従って煎茶を入れてみましょう!

煎茶の入れ方手順

茶太郎
今回は、普通煎茶を2人分入れることを想定して説明します

step
1
茶葉を急須に入れる

茶葉を急須に入れる

最初は茶葉を急須に入れます。

条件設定でお話した通り、ティースプーンで人数分の茶葉の量をいれてください。

今回は2人分なので、4g入れます。(ティースプーン2杯分)

茶太郎
計測器で測定してみましたが、ティースプーンに少し盛り気味くらいがちょうどです

step
2
お湯を準備する

急須に入れるお湯を準備します。

お湯の準備に関しては、方法は何でも構いませんが

ココがポイント

お湯は2分程沸騰させましょう

これは、水道水に含まれる「カルキ臭」をなくせるほか、水の分子結合が弱くなることで茶葉に溶けやすくなるためです。

お茶は香りがすごく大切だもんね
タマ

step
3
沸騰したお湯を湯冷ましに入れる

沸騰したお湯を湯冷ましに入れる

お湯の準備ができたら、湯冷ましにお湯を移して温度を下げます。

茶太郎
おおよそ100℃から90℃に温度が下がります。

step
4
湯冷ましのお湯を茶碗へ移す

湯冷ましのお湯を茶碗へ移す

湯冷ましのお湯を茶碗へ移してお湯の温度をさらに下げます。

茶太郎
おおよそ90℃から80℃に温度が下がります。

ココがポイント

この時、注ぐお湯の量は茶碗の8分目にすること

こうすることで、必要な80mlのお湯を設定することができます。

100mlの茶碗にこだわるのは、8分目=80mlに調整できるからだったんだね
タマ

step
5
茶碗のお湯を急須に入れる

茶碗のお湯を急須に入れる

ステップ1で準備した茶葉が入った急須に、ステップ4で準備したお湯を注ぎます。

茶太郎
今回は二人分なので、160ml程度が急須に入ることになります。

step
6
浸出時間を待つ

浸出時間を待つ

普通煎茶なので、1分ほど待ちます。

step
7
急須から茶碗にお茶を入れる

急須から茶碗にお茶を入れる

ステップ6が終了すると、いよいよお茶を入れます。

ここで大切なことは二つあります。

  • 廻し注ぎをする
  • 最後の一滴まで入れること

廻し注ぎとは、茶碗ごとのお茶の濃さに偏りがないように、均等に注ぎ方を指します。

具体敵には片方の茶碗に少し入れて、もう片方の茶碗に少しいれて・・・・とこれを繰り返します。

こうすることで、それぞれの茶碗に均等に仕上がります。

また、最後の一滴まで入れることも忘れてはいけません。

ココがポイント

お茶のおいしさは注ぐ際の最後の一滴で決まる!

と言われています。

最後の一滴まで、丁寧に茶碗に注ぎましょう。

茶太郎
最後の最後に大一番です!忘れないようにしましょう!

二煎目以降を入れる場合は?

味わえるのは二煎目まで

煎茶は二煎目も味わうことができます。

ですがほとんどの場合、二煎目で煎茶の成分は出尽くしていしまします。

三煎目でも色は出ますが、成分としてはほぼ空に近いので、味や香りを楽しむことができません。

このため、煎茶を味わえるのは二煎目までということを覚えておきましょう。

二煎目の温度設定

二煎目を入れるときは、基本的な手順は変わりませんが、以下2点が変わります。

  • お湯を注ぐ前に急須内の茶葉の偏りをなおす
  • お湯の温度を一煎目よりも高くする

お湯を注ぐ前に急須内の茶葉の偏りをなおす

一煎目を入れた後、 急須内の茶葉は出口(網目)付近に偏っていると思います。

二煎目でお湯を注ぐ際にこのままの状態だと、茶葉の溶け具合が均一になりません。

ですので、急須を傾けたり、とんっと叩いたりして茶葉の位置を戻しましょう

お湯の温度を一煎目よりも高くする

二煎目では、注ぐお湯の温度を高くします。

目安は一煎目のお湯の温度から10℃ほど高くすることです。

この場合も普通煎茶と上級前茶で設定が変わってくるので注意してください。

普通煎茶の場合は、90℃ですので冷めている茶碗にお湯を8分目まで注いでそのまま急須に入れてください。

上級煎茶の場合は、一煎目の普通煎茶の手順をそのままこなしてもらえば80℃のお湯になります。

茶太郎
以上、煎茶の入れ方の説明でした!
おいしい煎茶を楽しんでくださいね!!
タマ

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