お茶の入れ方

【お茶の入れ方】お湯の温度は超重要。測り方を意識して”甘み”をしっかり引き出そう。

2020年12月5日

【お茶の入れ方】お湯の温度は超重要。測り方を意識して”甘み”をしっかり引き出そう。

お茶にはいろいろな種類がありますが、その美味しさを最も引き出すのは”急須に注ぐお湯の温度”だと思います。

ユーザー
お湯の温度は、とりあえず「熱湯」をいれておけばいいんでしょ?

という方が、僕の周りの人では多く、お湯を冷ますことを教えると・・

ユーザー
え?こんなにおいしくなるの?(笑)

と感動されることもしばしば。

いくら茶道具や茶葉にこだわっても、お湯の温度の調節を間違えると、その茶葉本来の美味しさを引き出せなくなってしまいます。

例えば、煎茶に熱々の熱湯を注いでも、苦いお茶になってしまうだけです。
タマ

そこでこの記事では、お茶の種類ごとの”適切なお湯の温度”を始め、なぜその温度が良いのか、実際に調節する際の測り方などをまとめて紹介します。

この記事でまとめた内容

  • お茶の種類ごとの適切な温度
  • 温度で引き出せるそのお茶の特徴
  • お湯の温度の測り方
  • 湯飲み使ったお湯の冷まし時間の目安【動画】
茶太郎
周りの人が知らなかったら、是非教えてあげてください。

それぞれのお茶の”適切なお湯の温度”

それぞれのお茶の”適切なお湯の温度”

お茶を淹れる「適切なお湯の温度」は、お茶として高級になればなるほど低い温度になっていきます。

また、お湯の量も高級なお茶ほど少なくなっていきます。

玉露や上級煎茶は、100gで3000円程度するもんね。
タマ
茶太郎
番茶やほうじ茶は、同じ量で500円もしないかなと思います。

煎茶・玉露・ほうじ茶・玄米茶などの温度一覧

それぞれのお茶の、温度の目安がこちら。

茶太郎
目安なので、実際に淹れる際には、しっかり購入したお茶のパッケージに記載されている「推奨温度」を確認してくださいね。
種類 温度 お湯の量
玉露 50℃~60℃ 40ml
上級煎茶 70℃ 80ml
煎茶 80℃ 80ml
玄米茶 90℃ 100ml~
ほうじ茶 90℃ 100ml~
番茶 90℃ 100ml~

低温のお湯で入れると”甘み”が引き立つ

低温のお湯で入れると”甘み”が引き立つ

基本的に、低温のお湯で入れるお茶は「茶葉のあまみ」が抽出されます。

その理由などについて解説しますね。

茶太郎
あまみが出る理由を知れば、自分好みに調節することもできるようになります。

玉露・煎茶は低温のお湯で「甘み・旨み」を引き出す

玉露・煎茶は低温のお湯で「甘み・旨み」を引き出す

玉露・煎茶を低温で入れる目的は、渋みを抑え、甘み・旨みを引き出すことです。

これは、これらの茶葉が甘み成分である「テアニン」「アミノ酸」を多く含んでいるため。

茶太郎
これらの成分を含むお茶は、高くなるのです。

そして、その成分は50℃~60℃程度の低温に溶けやすいとされているため、低い温度に調節を行います。

ユーザー
そうなると、高温で入れても溶け出すからよくない?

と思われる方もおられると思いますが、80℃以上の高温になってくると、「カフェイン」「カテキン」が溶け出します。

健康面で注目されるこれらの成分ですが、味の観点からみると「苦み・渋み」を生み出すため、甘み・旨み成分にとっては雑味になってしまいます。

ほうじ茶・玄米茶は高温のお湯で「香り」を楽しむ

ほうじ茶・玄米茶は高温のお湯で「香り」を楽しむ

ほうじ茶・番茶・玄米茶を高温で入れる目的は、芳ばしい香りを引きだすためです。

これらのお茶は、製造段階で焙煎をしていたり、そもそも茶葉が少なかったりするため、渋み・苦み成分をそれほど多く含みません。

茶太郎
ほうじ茶、番茶などは焙煎により成分が少ないため、さっぱりとした味になります。

ほうじ茶・番茶は、「焙煎香」ともよばれるピラジンの香り。

玄米茶は、玄米の芳ばしい香りを楽しむことでき、雑味も少なく、たっぷりと飲むことができます。

これらのお茶は、難しいことは考えず、熱湯を入れて香りを楽しむ感じにしておけはいいんだね。
タマ

お茶の味とお湯の温度まとめ

低温で入れるお茶:「煎茶」「玉露」
⇒お湯を低温にすることで、あまみが引き立ち、苦み・渋みが抑えられる

高温で入れるお茶」「ほうじ茶」「番茶」「玄米茶」
⇒お湯を高温にすることで、香りが引き立つ。味に関する成分は少な目

お湯の温度の測り方を紹介。

お湯の温度の測り方を紹介。

ユーザー
湯の温度の重要性はわかったけど、調節する時はどうすればいいの?

実際にお湯を入れようとすると、こういった疑問にぶつかると思います。

ここでは、お湯の温度の測り方にフォーカスして説明をします。

温度計を使って確実に温度を下げる

温度計を使って確実に温度を下げる

お湯の温度を測る上で、最も確実なのは「温度計」を使うことです。

最近では高い温度を測定できる、デジタル温度計も安く購入することができます。

こういった機器を使ってしまえば、確実に自分が合わせたい温度に調節することができるはずです。

ただ、温度計を使用する際には2つのデメリットがあります。

  • 面倒くさい
  • 風情がない

やはり、お湯の温度を測るために、いちいちデジタル温度計を使用するのは面倒くさいです。

動画でも紹介しますが、お湯の温度が下がってくるのは最低でも1分以上はかかります。

茶太郎
この時間、温度計を持っているのは、面倒くさいし疲れちゃうね。

また、やはり急須からお茶を飲む以上は日本人ならではの風情を大事にしたいものです。

特に、お客様にお出しするとなると、目の前でお湯の温度にデジタル温度計などを使用してしまうと・・

茶太郎
風情を感じません(ドン)

このため、できるなら湯飲みなどにお湯を移して、お湯の温度を冷ましましょう。

湯飲みにお湯を入れて温度をざっくり下げる

湯飲みにお湯を入れて温度をざっくり下げる

ということで、ここでは湯飲みを使ったお湯の温度調節方法を紹介します。

常温下であれば、熱湯を湯飲みに移すと温度は「8℃~10℃程度下がる」と言われています。

茶太郎
例えば、100℃のお湯を湯飲みに移すと、90℃くらいになっているということです。
お茶を出すときに、最初にお湯を湯飲みに入れる人は、湯飲みを温めることの他に、お湯の温度を下げているんだね。
タマ

これを利用してだいたいの温度に調節していくわけです。

ですが「実際のところ湯飲みに移した後、どのくらい待てばいいの?」ということを疑問に思ったので、お湯の温度の下がり方を計測してみました。

湯飲みに入った後のお湯の温度の下がり目安

湯飲みに注いだお湯を、デジタル温度計を使って測定してみました。

茶太郎
お茶の種類によって、使う湯飲みが変わってくるため、お湯の量に合わせて湯飲みを選んでいます。

ちなみに室温は20℃程度です。

この結果をまとめると、下記のような結果になります。

湯飲みの量 80ml 100ml 130ml
湯量 40ml 80ml 100ml
50℃ 11分 - -
60℃ 6分 - -
70℃ - 5.5分 -
80℃ - 3分 2.5分
90℃ - - 20秒

環境や、使う湯飲みでも対象変わってくると思いますが、80℃程度までであれば、数十秒~3分程度冷ませば大丈夫でした。

ただ、70℃~50℃になると5分以上もかかるので、かなりの間待つ時間が出てきてしまいます。

茶太郎
低温にするには、かなりの時間が必要になるんだね。
低温の温度を調節したい場合は、湯飲みをもう一つ使うなどして、冷ます時間を早くした方が良さそう。
タマ

動画でもわかりますが、湯飲みに入った後は、沸騰したお湯が90℃程度になっています。

湯飲みをもうひとつ用意して、さらにお湯を移しかえると、さらに温度が10℃程度下がるので、冷ます時間は早くなると思います^^

お湯の温度の測り方まとめ

正確な測り方:温度計を使う
⇒お湯の温度をモニターできるため正確。ただし、お客様の前では不向き。

簡単な測り方:一度湯飲みに注いで冷ます
⇒湯飲みに入れるとお湯の温度が下がる。その後しばらく待つことで温度を調節する(温度目安は表を参考)

茶太郎
是非、湯飲みでお湯を冷まして、お湯の温度を調節してみて下さいね。

以上、お茶の入れ方【お湯の温度調節】に関する紹介でした。

それでは、今日も素敵なおちゃらいふを^^

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