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茶葉の測り方にはティースプーン?デジタル計り?実際に試してメリット・デメリットを解説!

2019年5月23日

茶葉の測り方ってどうすればいいの?目的に合わせて計測方法を選ぼう!

茶葉の量を調整するときは、ティースプーンを使うのがベーシック。

ですけれども・・・・・

どのティースプーンを使えばいいの?

どのくらい盛ればいいの?

ねぇ、これ正確なの?(。´・ω・)?

といった経験をお持ちの方も多いのでは?!

あるあるだな!!!
タマ
タマ

ざっくりで淹れた結果・・・

せっかくのお茶が思っていたのと違う!

なんて悲惨なことになることも・・(;´・ω・)

昨日淹れたあの味は?香ばしい香りは?コクはいったいどこにいったの?

・・・・・・

もしかしたらそれ、茶葉の量が違うからかもしれません。

こんな悲惨な事件を起こさないためにも、茶葉の量にはこだわりたいところです!

ということで、今回は茶葉の測定方法にいろいろまとめてみました。

茶太郎
茶太郎
ティースプーンの目安実験とかやってます!
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基本的なパターンは2つ

基本的なパターンは2つ

茶葉の量を計測するパターンとしては

  • ティースプーンを使う
  • 計測器を使う

の2つがあると思います。

ティースプーンは「おおよそ測定」のイメージ。

計測器は「しっかり測定」のイメージかと。

どっちを使えばいいの?という疑問に対しては

メモ

自分がお茶に求めるクオリティーで計測方法を変える!

というのが個人的な考えです。

茶太郎
茶太郎
それでは、それぞれについて詳しく解説してみようと思います!

ティースプーンを使う

ティースプーンを使う

なぜティースプーンを使うのか?

なぜティースプーンを使うのかというと・・

メモ

ティースプーン1杯=1人分の茶葉

となることが多いからです。

なんで?
タマ
タマ

これは、よくお茶の専門書などに

メモ

ティースプーン1杯=約2g

と紹介されていることが理由です。

この2gという数字は、お茶にとっては1人分の量として設定されていることが多いです。

つまり、お茶を1杯淹れようと思ったらティースプーンでひとすくいすればOK!!

となるわけです。

茶太郎
茶太郎
簡単で便利ってことですね!

ティースプーンのメリット・デメリット

ティースプーンを使用すると、とにかく簡単に一人分の量を決定できます。

ですがその反面、必ずしも適当な量を設定できているかはわかりません。

多すぎるかもしれませんし、少なすぎるかもしれません。

おおよそ2g取れている・・というイメージで正確さには欠けるのが悪い点だと思います。

メモ

メリット:簡単に量を決定できる

デメリット:正確さに欠ける

茶太郎
茶太郎
時間か正確さか・・
世の常だな・・・・
タマ
タマ

ティースプーンのサイズを変えて計測してみた!

ティースプーンにはいろいろな種類があります。

同じようにすくっても、種類が違えばまったく違う重さになることもしばしば・・

ですので参考のために、いろいろなサイズのティースプーンで茶葉をすくった時の検証結果をまとめてみました!

検証内容はこんな感じ。

  • 4種類のティースプーンを使用
  • 煎茶の茶葉が2gになる時の盛り具合を確認
  • ほうじ茶の茶葉が1gになる時の盛り具合を確認
茶太郎
茶太郎
このティースプーンなら、これくらいかな?という目安にしていただければと!

今回使うティースプーン

今回計測に使用するティースプーンたちを紹介します。

茶太郎
茶太郎
全部ダイソーに売ってます笑

今回使うティースプーン

茶太郎
茶太郎
ベーシックタイプ

今回使うティースプーン

茶太郎
茶太郎
ちょっと細長いタイプ

今回使うティースプーン

茶太郎
茶太郎
木製のタイプ

今回使うティースプーン

茶太郎
茶太郎
木製の小さいタイプ

それぞれサイズが少しずつ違います。

でも商品名としては「ティースプーン」です笑

ひとえにティースプーンと言ってもいろいろな種類があるということですね。

ティースプーンのサイズを紹介

今回使うティースプーンのサイズを紹介します。

自宅で使用しているスプーンと比較して、近いものがあれば計測結果が近くなると思います。

スプーン
45mm 30mm
55mm 25mm
40mm 30mm
35mm 25mm

ティースプーン①

ティースプーンのサイズを紹介

ティースプーン②

ティースプーンのサイズを紹介

ティースプーン③

ティースプーンのサイズを紹介

ティースプーン④

ティースプーンのサイズを紹介

実際に計測してみました!

実際に計測してみました!

実際の計測結果のまとめになります!

  • 煎茶
  • ほうじ茶

を計測してみます。

煎茶の茶葉は一番測定機会が多いと思うので選択。

玉露やかぶせ茶などは、煎茶と比重がそれほど変わらないので測定していません。

煎茶の茶葉と比較して、一番比重が変わるのがほうじ茶。

ほうじ茶の茶葉は焙煎しているためか、重さがかなり軽いです。

ですので、ほうじ茶の茶葉の計測も行いました。

茶太郎
茶太郎
ほうじ茶は軽すぎて2gよそえなかったので1gを目標にしています笑

煎茶の茶葉2gの盛り具合

ティースプーン①

煎茶を計測してみると?

ティースプーン②

煎茶を計測してみると?

ティースプーン③

煎茶を計測してみると?

ティースプーン④

煎茶を計測してみると?

ほうじ茶の茶葉1gの盛り具合

ティースプーン①

ほうじ茶を計測してみると?

ティースプーン②

ほうじ茶を計測してみると?

ティースプーン③

ほうじ茶を計測してみると?

ティースプーン④

ほうじ茶を計測してみると?

結果のコメントに対する、盛り具合のレベルはこんな感じです。

コメント 盛り具合
ちょうど スプーンちょうど
ちょい盛り ちょっと山ができるくらい
普通盛り しっかり山ができている
かなり盛る ほぼ限界状態!
特盛り あふれる。むり笑

検証してみて思ったこと

検証して思ったことは・・

メモ

①・②くらいのティースプーンがお茶用として妥当

ということでした。

③・④はティースプーン1杯で2g取るのが難しいレベルです。

特に④あたりは論外
タマ
タマ

小さめのティースプーンをお茶用として使うのは控えた方がよさそうです。

マイスプーンを決めよう!

ティースプーンを使用する場合は

メモ

マイスプーンを決めて、それで茶葉の目安を把握しておくと便利

だと思います。

マイスプーンで一杯をすくった時

「これくらなら〇gかな~」

と感覚的に慣れておくことで、とりあえず大きくはずすことはなくなるかと。

ですので、自分のマイスプーンですくった時の重さを一度軽量してみましょう。

そうすればそのマイスプーンですくった時の重さの感覚がわかります。

茶太郎
茶太郎
ただしこれは常に同じ茶葉を使用する場合です。
次は計測器を使う場合!
タマ
タマ

デジタル計りを使う

計測器を使う

おすすめはデジタル計り

個人的にはデジタル計りを使う方法がおすすめです。

というのも、ティースプーンを使用していても

  • お茶の種類によっては、必ずしも2g/人とは限らない
  • 0.1g単位の調整がつけられない
  • 同じ種類の茶葉でも比重が違う
  • 計量スプーン・大さじ・大匙スリ切りなどの指示もある

などのケースが想定されるからです。

事実「1人分は2g~3g」などといった記載などよく見かけます。

また、同じ煎茶や棒茶などであっても比重が違うこともあります。

そういったケースを見事に打破してくれるのが計測器です。

デジタル計りのメリット・デメリット

デジタル計りは先ほど挙げたケース全てに対応できることができます。

ちょっとした操作でどんな種類の茶葉であろうと、正確に重さを得ることが可能です。

ですがティースプーンと比較すると、手間はかかります。

また、計測器を自前で持っていない場合は、準備する必要もあります、

メモ

メリット:全ての茶葉に対して0.1g単位で測定できる

デメリット:計測器が必要&手間がかかる

お茶屋さんの気持ちも忘れない!

メリット・デメリットとは少し外れますが、正確に測定することは「お茶屋さんの気持ちに応える準備」でもあります。

お茶ごとに設定されている推奨の茶葉の量は、お茶屋さんが選定した茶葉量です。

お茶屋さんは「自分のお茶を飲んで笑顔になってほしい」と思っています。

つまり、正確な茶葉量でお茶を楽しむことは、お茶屋さんの気持ちを受け取ることに繋がるのだと思っています!

茶太郎
茶太郎
お茶屋さんはいい人が多い!

デジタル計りはかなり便利

デジタル計測器はかなり便利

デジタル計りはかなり便利です。

僕が普段使用しているのは・・・

メモ

デジタル クッキングスケール 2kg ホワイト KJ-212-WH 取り外して洗えるシリコンカバー付

という商品。

茶太郎
茶太郎
結構使いやすいですよ。

0.1gオーダーで測定できるのはもちろん。

例えばティースプーンをそのまま軽量しても、茶葉の量だけを測定することができます。

2kgまで測定できるので、基本的にお茶関連のものを測定する場合は上限に困りません。

あと安かったです笑

ここでは、このタニタのはかりを例にとって、デジタル計りの良さを紹介していきます。

便利機能①:0表示機能

「0表示機能」はかなり便利です。

この機能を使うと・・・

メモ

茶葉の重さ「だけ」を測定できます。

ティースプーンに茶葉を盛った状態で、はかりを使用するとどうしても「はかり+ティースプーン」の重さを計測してしまいます。

ですが、0表示機能を使うとその状態でも茶葉の重さだけを計測できます。

具体的なイメージを、計測器の使い方を踏まえて紹介します!

step
1
ティースプーンをデジタル計測器へ

ティースプーンをデジタルはかりに乗せます。

この時、デジタルはかりにはティースプーンの重さが表示されます。

茶太郎
茶太郎
写真ではティースプーンが11g。

便利機能①:0表示機能

step
2
0表示ボタンを押す

「0表示」と書いてあるボタンを押します。

便利機能①:0表示機能

茶太郎
茶太郎
写真ではまだ押してません

step
3
ティースプーンの重さがリセット

デジタル計測器の重さ表示が0gになります。

「あらかじめティースプーンの重さを差し引いて重さを表示する」

ということです。

便利機能①:0表示機能

step
4
ティースプーンに茶葉を盛って測定

この状態で、ティースプーンに茶葉を盛って重さをはかると・・

茶葉の重さだけを測定することができます!

便利機能①:0表示機能

茶太郎
茶太郎
ティースプーンと一緒に測っても茶葉の1gだけが表示!

という感じで茶葉の重さをはかることができます。

便利機能②:小数点表示

メモ

茶葉の測定では小数点表示は必須です!

例えば小数点表示がない計測器を使用すると・・

1.6gでも2gと表示される可能性あり。

2.4gでも2gと表示される可能性あり。

この結果だと目標2gに対して半分近くの誤差が生まれていることになります。

2gという小さい単位の中では、この誤差は致命的です。

茶太郎
茶太郎
味のばらつく原因になること山のごとし!

それに対し、このデジタルはかりはボタンひとつで小数点表示が可能です。

使い方は簡単で、「微量」というボタンを押すだけです。

便利機能②:小数点表示

簡単だな!
タマ
タマ

便利機能③:カバーが洗える

便利機能③:カバーが洗える

メモ

ティースプーンを使うと、たまに茶葉がこぼれます。

茶葉なので香りなどは気になりませんが、一応洗えた方がいいかなと思います。

精密タイプは金属になっていたりするのでなるべく避けた方がいいかと。

茶太郎
茶太郎
あと、お料理などの用途にも使えますからね!

便利機能④:お湯の容量も測定可

茶葉の重さだけでなく、お湯の容量を測定することもできます。

特にこの機能を使うのは・・

メモ

茶碗で湯冷ましを行うときです。

茶碗に沸騰したお湯を入れて、お湯の温度を下げるのが「湯冷まし」。

この時、茶碗に自分が飲む分だけを入れることによって、急須に入れるお湯の量を調整できます。

茶太郎
茶太郎
お茶のパッケージ裏に良く書かれている方法です。

この際に、デジタル計測器の上に茶碗を置いて「0表示機能」を使用して茶碗の重さをリセット。

その後、お湯を注ぐとお湯の容量のみを測定することができます。

茶太郎
茶太郎
サイト内のお茶の記事でよく使っています。
計量カップの代わりにもなるな!
タマ
タマ

デジタル計りの購入ポイント

デジタル計測器を購入して、茶葉を測定しよう!

と考えておられる方は、次のポイントは抑えておきたいかなと思います。

  • 0表示機能がついている
  • 小数点表示ができる
  • カバーが洗える
  • 最大測定量が500g以上

茶碗ひとつのお湯の量はだいたい500g程度が上限かな?

と思い最大測定量は500g以上にしました。

茶太郎
茶太郎
もっと入れる!という場合はその状況に応じて変更してもらえればと思います!

まとめ

まとめ

茶葉の測定方法をいろいろ紹介してきました。

今回のまとめとしては、茶葉の量の計測方法は

  • ティースプーン
  • 計測器

の2つの道具を使うパターンがあります。

ティースプーン~利便性重視~

おおよそで茶葉の量を設定するならティースプーンを使用する。

メリットはすぐに茶葉の量を設定できること。

常に飲む茶葉が決まっているのであれば、一度マイスプーンでの軽量結果を測定する。

最終的には感覚的にできればBetter!!

デジタル計り~正確さ重視~

正確に茶葉の量を設定するならデジタル計りを使用する。

メリットは全ての茶葉を正確に測定できること

もし購入する場合は、購入ポイントを抑えた計測器を購入する。

ということかなと思います!!

茶太郎
茶太郎
長くなってごめんなさい笑
まったくだな!
タマ
タマ

最初の方でも書きましたが、

自分がお茶にどの程度のクオリティーを求めるのか?をはっきり決めてから計測方法を選択することが大切だと思います。

目的に合った計測方法を使っていきましょう!

-お茶あれこれ