と思っておられる方に、今回はその意味や、語源、例文などを紹介したいと思います。
この記事でまとめた内容
- 「お茶を濁す」の意味
- 例文紹介
- 実際の会話例
- 「お茶を濁す」の語源
- いつごろの時代の話なのか?
- 類語や誤用などの注意点
気になる情報があれば、読んでみて下さい^^
「お茶を濁す(にごす)」の意味は?
適当にその場をごまかすという意味
「お茶を濁す」というのは、「適当にその場を取り繕う」という意味で使われます。
誰にでも、自分にとって都合の悪いタイミングはあると思います。
そういった時に、その場の一時しのぎを行い、怒られることを回避するような感じです。
「お茶を濁す」例文紹介
例文としては、このような感じです。
- 仕事の確認をされたが、あまり進んでいないのでお茶を濁した。
- 話をそらして、お茶を濁す。
- お茶を濁してばかりでは、いつまでたっても成長できない。
- 妻に資産運用の状況を聞かれて、お茶を濁した。
- 母にテストの点数を聞かれて、お茶を濁した。
などなど。
会話例:こんな感じで使います。
会話例としては、こんな感じで使われます。
その場を何となく取り繕って、話をそらしてお茶を濁している感じですね(笑)
「お茶を濁す」の語源は?
濁ったお茶を抹茶に見せかけたことがきっかけ
語源は、抹茶が主流だった昔。
茶道に詳しくない人が、濁ったお茶を淹れて、それを抹茶に見せかけたことがあったとのこと。
茶道に詳しい人からすると「一時しのぎでお茶を淹れたな」と感じたことだと思います。
こういった経緯で、「取り繕う」「一時しのぎ」という慣用句として使われることになったようです。
いつの時代の話?
語源の話はいつごろの話なのか?
諸説ありますが、抹茶が主流になったのは、鎌倉~室町時代からです。
少なくとも、その時代か、それ以降の話だと考えられると思います。
お茶の歴史も、なかなか奥が深いので一概には言えないですね^^
もっと詳しく知りたい方は
「お茶を濁す」の類語を紹介。誤用にも注意しよう。
言葉を濁す
はっきり言わないことを表現します。
あいまいな返事した時などによく使われますね。
口を濁す
こちらも言葉を濁すと同様、あいまいな感じを表現しています。
同じような意味ですが、「言葉に濁す」の方がよく使用されるようですね。
はぐらかす
はぐらかすは、まさにお茶を濁すに近いですね。
会話例でもあったように、話の話題を変えて、会話をはぐらかすようなことですね。
【注意】類語との誤用に気をつける
お茶を濁すは、基本的には「その場を一時しのぎする」場合に使用されます。
ただ、濁ったお茶でその場を取り繕ったように「取り繕うこと」がそもそもの目的です。
これに対して、あいまいなこといってごまかすような返事をする場合は、目的が変わります。
この場合は、取り繕っているわけではないため、「言葉を濁す」「口を濁す」と言った表現が適切になります。
以上、お茶の慣用句に関する紹介記事でした。
それでは、今日も素敵なおちゃらいふを^^