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「お茶を濁す」の意味は?例文や語源を紹介。類語との誤用にも注意しましょう。

2020年10月25日

「お茶を濁す」の意味は?例文や語源を紹介。類語との誤用にも注意しましょう。
考え中
「お茶を濁す」って表現は、どんな時に使っていいの?

と思っておられる方に、今回はその意味や、語源、例文などを紹介したいと思います。

茶太郎
なんとなく「あいまい」な感じの意味と捉えていると、思わぬ誤用があったりします。
例文や、類語との違いを含めてそのあたりを解説します。
タマ

この記事でまとめた内容

  • 「お茶を濁す」の意味
  • 例文紹介
  • 実際の会話例
  • 「お茶を濁す」の語源
  • いつごろの時代の話なのか?
  • 類語や誤用などの注意点

気になる情報があれば、読んでみて下さい^^

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「お茶を濁す(にごす)」の意味は?

「お茶を濁す(にごす)」の意味は?

茶太郎
意味や例文、会話例を紹介しますね。

適当にその場をごまかすという意味

「お茶を濁す」というのは、「適当にその場を取り繕う」という意味で使われます。

誰にでも、自分にとって都合の悪いタイミングはあると思います。

仕事でミスした時とかね(笑)
タマ

そういった時に、その場の一時しのぎを行い、怒られることを回避するような感じです。

茶太郎
ことなきを得るために、目線をそらす感じですね。

「お茶を濁す」例文紹介

例文としては、このような感じです。

  • 仕事の確認をされたが、あまり進んでいないのでお茶を濁した。
  • 話をそらして、お茶を濁す。
  • お茶を濁してばかりでは、いつまでたっても成長できない。
  • 妻に資産運用の状況を聞かれて、お茶を濁した。
  • 母にテストの点数を聞かれて、お茶を濁した。

などなど。

茶太郎
その場を逃れて、先延ばしにしているイメージですね。

会話例:こんな感じで使います。

会話例としては、こんな感じで使われます。

やべ!明日提出の資料、まだ全然進んでないわ~(汗)
タマ
茶太郎
そういえばタマくん、あの資料の進捗、どう?
え!そ・・・そうですね~。結構進んでいますし、いけるんじゃないですかね!(無理)
タマ
あ!そういえば昨日のお茶会楽しかったですか?
タマ
茶太郎
(こいつ・・お茶を濁しているな・・)

その場を何となく取り繕って、話をそらしてお茶を濁している感じですね(笑)

「お茶を濁す」の語源は?

「お茶を濁す」の語源は?

茶太郎
語源や、いつの時代の話なのかを考察してみました。

濁ったお茶を抹茶に見せかけたことがきっかけ

語源は、抹茶が主流だった昔。

茶道に詳しくない人が、濁ったお茶を淹れて、それを抹茶に見せかけたことがあったとのこと。

抹茶も濁っているから、なんとなく濁らせたお茶でそれっぽく見せたんだね。
タマ

茶道に詳しい人からすると「一時しのぎでお茶を淹れたな」と感じたことだと思います。

こういった経緯で、「取り繕う」「一時しのぎ」という慣用句として使われることになったようです。

茶太郎
俗説との見方も一部あり。

いつの時代の話?

語源の話はいつごろの話なのか?

諸説ありますが、抹茶が主流になったのは、鎌倉~室町時代からです。

茶太郎
昔は眠気覚ましとして使われていたとか。

少なくとも、その時代か、それ以降の話だと考えられると思います。

お茶の歴史も、なかなか奥が深いので一概には言えないですね^^

もっと詳しく知りたい方は

「お茶を濁す」の類語を紹介。誤用にも注意しよう。

「お茶を濁す」の類語を紹介。誤用にも注意しよう。

茶太郎
類語にも、濁すという表現が多いようですね。
そのせいか、間違った意味で使ってしまうこともあるみたいなので注意。
タマ

言葉を濁す

はっきり言わないことを表現します。

あいまいな返事した時などによく使われますね。

こちらも「濁す」
タマ

口を濁す

こちらも言葉を濁すと同様、あいまいな感じを表現しています。

同じような意味ですが、「言葉に濁す」の方がよく使用されるようですね。

茶太郎
濁す=あいまいかと。

はぐらかす

はぐらかすは、まさにお茶を濁すに近いですね。

会話例でもあったように、話の話題を変えて、会話をはぐらかすようなことですね。

【注意】類語との誤用に気をつける

お茶を濁すは、基本的には「その場を一時しのぎする」場合に使用されます。

ただ、濁ったお茶でその場を取り繕ったように「取り繕うこと」がそもそもの目的です。

これに対して、あいまいなこといってごまかすような返事をする場合は、目的が変わります。

とにかく逃げるって時ね。
タマ

この場合は、取り繕っているわけではないため、「言葉を濁す」「口を濁す」と言った表現が適切になります。

茶太郎
似ているようで、少し意味が変わるので、類語との誤用に注意しましょう。

以上、お茶の慣用句に関する紹介記事でした。

それでは、今日も素敵なおちゃらいふを^^

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