よくスーパーなどに売っている「ほうじ茶」ですが、煎茶や玉露などとの違いはわかりますか?


この記事では、ほうじ茶とはどんなお茶か?を簡単に解説して、他のお茶と比べた時の、成分や期待効果の違いなどをまとめて紹介します。
この記事でまとめた内容
- そもそもほうじ茶ってどんなお茶?
- カフェイン量はどのくらい?
- どんな効果が期待できるの?
- 期待効果をもっと楽しく感じる方法
- ほうじ茶が持つ3つのデメリット
気になる内容があれば読んでみてください^^
目次
ほうじ茶とはどんなお茶なのか?
まずは「ほうじ茶とはどんなお茶か?」を説明していきます。
茶葉を焙煎したお茶
ほうじ茶は、番茶などのお茶っぱを褐色になるまで強火で焙煎製造されたものです。


スーパーなどで販売されているほうじ茶が、緑茶と違って茶褐色になっているのはこのため。
高温で焙煎することにより、本来茶葉に含まれる成分が少なくなり、苦みや渋みが少くなります。


一番茶の茎などを使用した「高級棒ほうじ茶」などもある
スーパーなどで販売されているほうじ茶は、二番茶などの「若干ランクが落ちる茶葉」を焙じていることが多いです。
これらのほうじ茶でも、十分美味しいさ、香ばしい香りを楽しめますが、世の中には「上質な茶葉や茎」などを使用したほうじ茶も存在します。

有名どころでは石川県金沢市発祥の「加賀棒茶」というブランド。
このほうじ茶は「一番茶の上質な茎を使用したお茶」で、香りも美味しさも正直段違いです。

このお茶の香りを嗅ぐだけで、幸せな気分になってしまうくらい、高級ほうじ茶の魅力は大きいと思います。
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ほうじ茶に期待できる効能は?
ここでは、ほうじ茶が持つ体に嬉しい期待効果に関して、紹介します。
一番期待できるのは「リラックス」
ほうじ茶に最も期待できる効果は「リラックス」になります。
高級ほうじ茶の中でもふれましたが、なぜかほうじ茶の香りを嗅ぐだけで、のんびりした気持ちになることが多いです。


茶葉を焙煎すると「ピラジン」という成分が生成されます。
この成分は、「リラックス」を促す効果が期待できることがわかっており、ほうじ茶の香りのもとでもあります。


茶香炉を使えばさらにパワーアップ
ほうじ茶の香りをパワーアップさせる、素晴らしい茶器があります。

茶香炉は、皿に茶葉をのせて、下からろうそくで炙ることによって、茶葉の香りを楽しむことができるものです。
お茶を飲むことはできませんが、香りを楽しむのであれば、茶香炉は本当に素敵な茶器なのです。


ほうじ茶の香りが好きな方、ぜひ茶香炉に調整してみてはいかがでしょうか?^^
ほうじ茶にはデメリットもある?
ほうじ茶の説明や、成分・期待効果について話してきました。
味もさっぱり、香りも嬉しいほうじ茶ですが、煎茶や抹茶などと比較するとデメリットも見えてきます。
デメリット①:カフェイン
最初に紹介するデメリットは「カフェイン」

と思われる方も多いと思いますが、実はほうじ茶にはそこそこのカフェインが含まれます。
日本食品標準成分表を参考にすると、ほうじ茶に含まれるカフェイン量は「17mg/100ml」となっています。


「ほうじ茶=カフェインが少ない」と思われがちですが、しっかりと量を含んでいるため、カフェインに気を付けたい方には注意が必要かと思います。
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デメリット②:カテキンの少なさ
もうひとつのデメリットは、「他の緑茶と比較した時のカテキン(タンニン)の少なさ」。

と思ってしまいますが、どうやらそのようです(笑)
カテキンは、緑茶から摂取できるいろいろな健康成分として注目されていますが、ほうじ茶ではこの成分が摂りにくのが痛いところです。

デメリット③:焙煎ならではのデメリット
最後に紹介するのは、ちょっと怖くなるデメリット(笑)
ピラジンなどと同じく「焙煎することにより発生する成分」により、下記のような関連性があるとのこと。
スウェーデン食品庁とストックホルム大学が、揚げたり、焼いたりした馬鈴薯加工品や穀類加工品に、おそらく発がん性があるアクリルアミドが高濃度に含まれる可能性があることを、2002年に世界で初めて発表しました。
農林水産省のページには、ほうじ茶にも上記の成分が含まれていることが明記されています。

以上、ほうじ茶に関する紹介記事でした。
それでは、今日も素敵なおちゃらいふを^^